『なるほどデザイン』10万部突破記念トークショーに行きました。

皆さんこんにちは!ホマレです(*'▽')

先日、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI で行われた
『なるほどデザイン』10万部突破記念トークショー」にて
筒井美希さん(アートディレクター)のトークショーを聞いてきました!

開催は平日の金曜日!
残業でしたが、「どうしても参加したい!」の思いで
坂道をダッシュでなんとか会場に到着。
途中からではありますが、とても面白い内容だったので紹介します。


筒井美希さんは、株式会社コンセントのクリエイティブディレクター。
最近twitterでも話題になっているデザイン書「なるほどデザイン」の著者です。
トークショーではこれまで携わったデザインの実績に触れながら、
「なるほどデザイン」がどうやってできたのかを話して下さいました。

これまで携わったデザイン

アートディレクターの仕事は、ビジュアルデザインの方向性を舵取りし、
責任者としてプロジェクトを進める仕事(CREATIVE VILLAGEより)です。

その一つが「中部国際空港 空港サイン現状課題調査」。
筒井さんは、調査のために「空港を訪れている方にインタビュー」をしたり、
「調査をまとめた報告会」を開催、報告書を提出していました。

驚いたのはアートディレクターの仕事の幅の広さ。
デザインは問題解決である、とはよく聴きますが
それを考えていくと、どんな場所・どんな業界でも
デザインって活かせるなと感じました。

なるほどデザインの成り立ち

筒井さんいわく、なるほどデザインを作ろうと思ったきっかけは、
デザインする上でのロジックと楽しさを表現した本が作りたい、と思ったことから。
"プロ同士だとすぐに分かるけれど、デザインに親しんでいない人は分からない。"
そういった部分をこの本で楽しく学べればと思ったそうです。

本の制作過程で、実は一度完成したものを再度作り直したそうです。
その理由としては、「あれも必要、これも必要」と思ううち、
なんだか楽しさが伝わらない窮屈な本になってしまった!
 とのこと。
そういった意味でも、デザインでは足し算(目立たせる工夫)だけではなく、
引き算(他の要素を減らし、際立たせる)ことも大事だと思いました。

デザインの考え方

デザインは、編集・構造・世界観の三つに分けて考える。
編集5W1H
構造:優劣やメリハリをつける
世界観:フォントや色味
いつ・誰に伝えるかを考え、優劣やメリハリをつけて、世界観を作る
それが、デザインの理想。実際にはそうもいかないけれど、できれば
そこを目指して、”より最適な”デザインを作りたいですね。
トークショーで聴いたこの話が一番印象的でした。

ここはとくに、デザインをこれから学んでいく人に向けての言葉でしたが、
"世界観"は、世間一般が持っているデザインのイメージのことだけど、
これを見につけるには芸大+社会人2~3年経ってやっと身に着けられる位
のものだから、最初に初心者がここを目指しても難しい。

もし最初にやるなら、まずは"構造を理解することから学び始め、
次に編集を学んでいくといい”、とのこと。
デザインするときには、見栄えばかりを気にするのではなく、
そのデザインが本当に理にかなっているのかを追求していこうと思います。

私もWEBデザイナーを目指す上で、とても勉強になりました。
以下は、質問コーナーで私が今後取り入れていきたいと思ったことです。
・世間で流行しているものには、自分が興味なくてもアンテナを張っておく
・全然違う仕事の人とも会う機会を作る
・課題について話し合うときは、ある仮定をした上で進めていく

筒井美希さん本当にありがとうございました。
それでは、ホマレでした~(*'▽')


筒井美希さん
筒井美希 (@miki221) | Twitter

なるほどデザインについてのnote
Vol.1 ビジュアルブックみたいな、デザイン書があったなら|筒井美希|note

『なるほどデザイン』10万部突破記念トークショー 詳細
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